第32回 真の「実証型」の科学者の姿とは

 2011年、福島で起きた原発事故。

それだけなら一原子炉の事故だったのですが、その後にこの事故を様々に利用した勢力が福島の住人と日本国民の心を傷つけました。

何度も現場を訪れた私は、世に言う放射線被害や環境問題の殆どが創作された虚構であり、実態を「我が身」を使って検証した研究者が、
あまりに少ないことを知っています。

札幌医科大学の物理学者「高田純」教授は、そんな数少ない実証型の研究者でした。

  自ら「汚染地域」の物を食べ、自分の体内に入った放射性物質の発する放射線を計測し、汚染地域に足を運び、置き去りにされた牛の体の残留線量を測り、一般に言われる放射性物質の半減期が、生物の体内では「加速度的に早まる」事実を突き止めた人です。