第38回 今際の○のアリス・制作者の依頼
一月末、怪しげなメールが届きました。
株式会社RのY氏と名乗る方からでした。
話が本当なら、この会社はSFXや3Dアニメーションを売りにする制作会社で、
永遠の○○、ドラ○○ん(スタン○○○ミー)などを制作しました。
依頼の内容は、4mもあるテスラコイルを制作し放電させ、
出演者がその放電に当たっても問題ないか?というものでした。
「安全なわけありません!」
単純計算で400万ボルト以上の高電圧が頭を直撃するわけです。
いかにエクボの技術と言えど、
高電圧の頭部直撃は「安全」とは言いがたいのです。
その旨をY氏とやり取りし、弊社が保有している高さ2mの
テスラコイルが高周波高電圧放電をしている状態の動画を
贈呈しました。
Y氏は動画の提供に感謝し、動画を参考にCGで放電部分を撮影すると連絡が来ました。
このお話のポイントは、
財団のテスラコイル技術が、
ネット上でも真っ先に引っかかるようになった…
という点でしょう。
「テスラコイル」は現在も近未来技術です。
そして「私たち」が最も得意とする技術なのです。