ガンマリズム

参考資料

ガンマ波帯域(26Hz~)の振動作用について、たいていの論文は動物実験の結果がレポートされていますが、調査の過程で人に適用した例が見つかることがあります。

今回紹介するレポートは、脳性麻痺の子供にガンマリズムの振動刺激を与えながら経過観察されたものです。

「脳損傷児の筋緊張と運動促進の制御に対する振動触覚刺激の効果」https://hrcak.srce.hr/64042

この例では、以下のような処置が行われました。

被験者は全部で13人。
GMFCSという障害度指標で分類すると、レベル5=10名、レベル4=1名、レベル3=2名。
ちなみに、レベル5は最も障害が大きく、自力で移動できない状態です。

このような被験者に20分間の振動刺激(40Hz)を与えた。振動刺激は、振動器を埋め込んだベッドに被験者を寝かせた状態で与えた。これを週に1回行い、3ヶ月続けた。その後、運動能力の検査を実施。

その結果、 GMFCS レベルで判定すると、6名(46%)に改善が見られ
レベル5の10名のうち3名はレベル4に改善
レベル4の1名はレベル3に改善
レベル3の2名はレベル2に改善

し、運動能力、体幹姿勢の安定性などに改善が認められたとのことです。
このレポートでは、対照実験(処置していないグループとの比較)を行っていませんが、3か月という短期間で改善した事実は高く評価できると思います。