第35回 《べき》思考が世界を変える

かつて自動車会社「T」社は、自国内で自前のエンジンを生み出すことを試みました。

一方「N」社は、国外の進んだ量産技術を導入し早期に利益を得ることを「是」としました。

完成した外部技術を導入して早期に利益を出すことは「経営的」に間違っていません。

…でも、もし将来に渡り、国内へ利益投下を本気で考えるなら、例え苦しくても自分は何をする《べき》か…長期戦略に立って真剣に考えるべきでしょう。

技術の蓄積は、時間と労力はかかります。

でも、積み上げた「技術」は、どんな事があっても「内部」に残ります。

言い換えるなら、技術が「自国に蓄積」するのです。

人が人に受け渡す無形の財産が「技術」です。